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ハイビーム使用を!!横断死亡96%が「下向き」に物申す

2016/11/27

ロービーム

歩行者が夜間に道路を横断中、車にはねられた昨年1年間の全国の死亡事故625件のうち、96%の車のライトがロービームだったことが警察庁の調査でわかった。

同庁はハイビームを使っていれば防げた事故もあるとみており、21日から始まる秋の全国交通安全運動の重点項目としてハイビーム使用を呼びかける。

というニュースを耳にしました。「夜間の走行をハイビームにすれば事故が防げる」というのはどのような根拠で言っているのか、私は疑問に思いました。

車が夜間走行でロービーム(近目)にしている理由

車のヘッドライトはハイビーム(遠目)だと「眩しい」ので、交通量がある場所ではハイビームにしている人が少ないのは当たり前です。中には気を使って、信号待ちでライトを消している人もいます。

夜間にパトカーとすれ違っても「眩しい」と思ったことはないので、警察車両もロービームで走っていると思います。

夜間のロービームは違法?合法?

道路交通法第52条によると

車両等は、夜間(日没時から日出時までの時間をいう。以下この条及び第六十三条の九第二項において同じ。)、道路にあるときは、政令で定めるところにより、前照灯、車幅灯、尾灯その他の灯火をつけなければならない。政令で定める場合においては、夜間以外の時間にあつても、同様とする。

車両等が、夜間(前項後段の場合を含む。)、他の車両等と行き違う場合又は他の車両等の直後を進行する場合において、他の車両等の交通を妨げるおそれがあるときは、車両等の運転者は、政令で定めるところにより、灯火を消し、灯火の光度を減ずる等灯火を操作しなければならない。

とあります。

つまり、夜間やトンネルなどの暗い道路を走る場合、必ずライトをつけなければなりません。しかし、対向車とすれ違うような場合、他の車両等の通行の邪魔になるようであれば、ライトを消すか、光度を下げること。と言うわけなんですね。

この文面からすると、ロービームは違法ではなく、交通量が多い暗い場所では、むしろ安全対策として合法なんです。

誰も住んでいない山道ならハイビームで運転しても迷惑になりませんが、それ以外の場所ではハイビームは迷惑でしかありません。

安全上、ハイビームとロービームを使い分けるように法律で定められているのですから、夜間走行をハイビームにしたところで交通事故は減ることはありません。

警視庁で、ハイビームを使用するよう呼びかける(または義務付ける)のであれば、法律改正も視野に入れなくてはならないと思います。

ハイビームにして本当に交通事故が減るの?

私は交通事故が減るとは思えません。

なぜなら、前方からハイビームで照らされると眩しくて周りが見にくくなりますし、後ろから照らされるとルームミラーやドアミラーに光が反射して眩しいので、運転していて気が散ることもあります。

ハイビームを使うことにより事故が起きる可能性も考えられるので、減るとも思えません。

  • ロービームが多くて事故が増えれば「ロービーム」だから。
  • ハイビームが多くて事故が起きれば「ハイビーム」だから。

その繰り返しになるのは目に見えています。ロービームだから事故が起きるなんて、言っている方もおかしいと思います。

ドライバーだけでなく歩行者の安全意識も向上させるべき

日本の法律では、たとえ歩行者に非があったとしても悪いのはドライバーとなります。横断歩道が無い場所を平気で横断したり、信号無視をしたりするのは、圧倒的に車より歩行者や自転車です。

ドライバーに交通マナーを呼びかけるならば、車を運転しない人間(歩行者や自転車)にも呼びかけるべきです。夜間に歩く場合は、反射材を付けることを義務付けるなどをして、違反している人には罰則を設けるような方法を取らないと、交通事故は無くなりません。

「暗くなったら出歩かない」「暗くなったら車に乗らない」「街燈を増やして道路を明るく照らす」のであれば夜間の事故は無くなりますが。

夜間の事故は、ロービーム、ハイビームという次元では解決できない問題であると言えます。

「歩行者と運転者の安全意識を同等に高めること」ここから始めなければ、いつまでたっても現状のままでしょうね。

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