千葉

【千葉の観光】低予算で大人も子供も1日中楽しめる体験型施設「県立房総のむら」

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私の相方は、生まれも育ちも千葉県なのですが、なぜか房総のむらを訪れたことがないため、花見を兼ねて出かけてきました。

日本の歴史を体験したいなら「国立歴史民俗博物館」
連休4日目。 午前中は強風と雨で天気が悪かったのですが、午後からは天気が良くなりました。かねてから行ってみたかった、佐倉市の国立歴史民俗博物館へ行ってきました。 国立歴史民俗博物館とは この施設は、佐倉城址公園内にある国立の博物館...
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総合案内所

まずは、左側の窓口にて入館料を払います。

中央の門は団体用入口なので、間違えないで下さいね。

入場料

  • 一般(300円)
  • 高・大学生(150円)

ただし、次の方は入場料が無料です。

中学生以下、65歳以上(年齢証明できるものを持参)、障害者手帳・療育手帳・精神障害者手帳をお持ちの方及びその介護者1名

房総のむら案内図

※クリックして画像拡大

実際の地図と、房総のむらの農家の位置関係が違うのが、少しだけ気になります。

千葉はざっくりとこんな感じ。坂田ヶ池付近が安房では?とツッコミたくなりました。

商家の街並み

総屋(ふさや=総合案内所)から掘割まで、古い町並みが続きます。

17軒のうち1軒は総屋、16軒は商家となっています。16軒のうち半分は2階も展示室になっているので、上がって見学することができます。

総屋では催し物の問い合わせ、見学、製作体験等の受付や案内を行っており、そば屋とお茶屋は飲食店となっています。

その他のお店では、お店の業種にちなんだ様々な製作体験ができます(製作体験の予約は総屋で申し込んで下さい)。

※その他のお店には、めし屋、小間物屋、呉服の店、酒・燃料の店、薬の店などがあります。

畳の店と稲荷入口の間にある桜の木は見栄えがします。

こんな所にも桜を見つけちゃいました。風情がありますね。

武家屋敷

掘割から武家屋敷へ進むには、桜の下を通ります。

佐倉藩士の武家屋敷がモデルです。

90石取りの田嶋伝左右衛門の屋敷で、

  • 1石 = 米150kg
  • 米10kg = 5,000円

とすると、

1石 = (150kg × 5,000円) ÷ 10kg = 約75,000円

年収 = 90石 × 75,000円 = 675万円

なかなかの給料ということが伺えます。

上総(かずさ)の農家

農家の敷地には畑と水田の他、菜の花と桜のビュースポットがあります。

菜の花の道を進むと、門が見えてきます。

千葉の田舎の方へ行くと、茅葺(かやぶき)屋根ではないものの、名残を残した大きな農家を見かけることがあります。

ここは房総のむら一番の豪農(名主クラス)で、立派な2階建てです。

子供たちが登ってもよく床が抜けないなあと感心します。

ここでは竹ぼっくりの体験ができるとあって、人が一番集まっていました。

かまどが3つも並んでいるということは、家族や使用人がたくさんいたんだろうと思います。

農家の規模によっては、武士よりもはるかに裕福ですね。

おまつり広場

上総の農家を後にし、橋を渡るとおまつり広場があります。

中央には農村歌舞伎舞台があり、自由に太鼓が叩けるようになっています。

駐車場にいると太鼓の音が響いてくるのですが、音だけを聞いていると本当にお祭りをやっている雰囲気があります。

こちらの桜は大きくて形も見事です。

子供たちは遊びに夢中だし、平日だったせいか、人が少なくてイイ感じでした。

安房(あわ)の農家

上総の農家より小規模に見えますが、一部中二階となっており、台所が別棟で、勝手(板敷きの囲炉裏がある部屋)以外にも客間もあることから、その当時としては裕福な家だったと思います。

カニの甲羅を使った魔除け。海が近いと違った風習があるんですね。

下総(しもふさ)の農家

ここの農家も名主クラス。

遠いので、上総の農家ほど人はいませんが、けん玉やベーゴマなど、昔のおもちゃで遊ぶことができます。

武士の格好をした女の子がいますが、コスプレの館で着物をレンタルすると、武士や町娘に変身出来ちゃいます。

勝手には機織(はたおり)も。

土蔵まであります。

水車小屋

唐箕(とうみ=風を起こしてもみ殻と玄米に吹分ける昔の農機具)があることから、

水力を利用して、精米していたことが伺えます。

旧学習院初等科正堂と古墳群

車で房総のむら内を移動して、旧学習院初等科正堂に到着です。

実際、建物の中は薄暗いのですが、カメラのなせる業ですね。

手入れがとても行き届いていて、床もピカピカ。作りがしっかりしているから現存しているのでしょうね。

天皇家の方々が、ここに通われていたのかなと思うと、なんだか不思議な感じがします。

房総のむらは古墳群の中にある広大な公園となっているので、少し歩けば大小様々な古墳があります。

この101号古墳では埴輪が配置され、建築当時の配置を再現しています。

風土記の丘資料館

資料館に入るには、総合案内所でもらった入場券を窓口で提示します。

風土記の丘側から房総のむらに入るには、ここで入場料を払います。

桜は、商家の街並み付近やおまつり広場も素敵ですが、心静かに愛でるなら、風土記の丘資料館近辺の散策がおススメです。

風土記の丘資料館では、房総半島の生い立ち、原始時代の生活、古墳と古代の寺について学ぶことができます。

千葉県は、古墳や貝塚が多くあることから、古くは縄文時代から人が住み着いていていたことが分かります。

海上交通の便も良かったこともあり、市川市や市原市に国分寺(741年に聖武天皇が仏教による国家鎮護のため、当時の日本の各国に建立を命じた寺院)が建立されるほど文化が発達していたようです。

おまけ

房総のむら「桜マップ」

※クリックして画像拡大

出典:千葉県立房総のむらホームページ

ダウンロード房総のむら花図鑑

房総のむらで効率よく桜を楽しみたい人必見の「桜マップ」です。

コスプレの館

房総のむらに隣接するドラムの里(栄町観光拠点)にあるコスプレの館。

武士や忍者、町娘などに変身し、身も心も昔の日本にタイムスリップできます(予約制で当日予約可)。

住所:千葉県印旛郡栄町竜角寺1039-1

電話:0476-80-0010

営業時間:火曜-日曜(10:00~15:00)

千葉県立房総のむらへのアクセス

住所:千葉県印旛郡栄町龍角寺1028

電話:0476-95-3333

開館時間:9:00~16:30(開館時間変更あり)

休館日:月曜日(休日の場合は開館し、翌日休館)/年末年始/臨時休館日あり

駐車場:無料

参考房総のむらご利用案内

最後に

房総のむらは、映画、ドラマ、ドキュメンタリー、CMなどでロケが行われることも多い場所です。

レジャー、体験、自然、歴史など、千葉の良い所がたくさん詰まっています。

広い敷地内は、見どころのボリュームも多いので、時間に余裕を持って訪れて下さいね。

もしかしたら、1日だけでは物足りないかもしれません。