生活術

初めて使う曲げわっぱ弁当箱。失敗しない選び方とお手入れ方法

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最近、インスタ映えする「曲げわっぱ弁当箱」が人気となっていますね。

私はツイッターにお弁当を投稿しているのですが、「#曲げわっぱ」「#わっぱ弁当」と検索すると、愛好者がとても多いのに驚きます。

形や木目の見栄えの良さから、SNS投稿のために曲げわっぱに買い替える人もいるほどです。

見た目がおしゃれなだけでなく、地味なおかずも美味しく見え、のっけにすると時短ができる「曲げわっぱ」はとても重宝します。

実は私も念願の曲げわっぱデビューを果たし、ひとめぼれした弁当箱を末永く愛用するために、わっぱの特徴やお手入れ方法を簡単にまとめました。

これから曲げわっぱを買うあなたのための「スタートガイド」として、このブログを参考にしていただけたら嬉しいです。

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曲げわっぱの素材

主にスギやヒノキなどが使われていて、カビ・シミ予防、耐久性をよくするために漆やウレタンが塗られているものがあります。

曲げわっぱの特徴

単純に「曲げわっぱ」と言っても、仕上げの違いにより、大きく3種類に分かれます。

現在では、耐久性を良くするため、漆やウレタンを塗ってあるものが主流となっていますが、木製の弁当箱はプラスチック素材と比べると、お手入れが大変です。

「せっかく買った曲げわっぱが台無しに」ならないよう、買う前に特性を理解しておきましょう。

白木

  • 何も塗っていない。
  • カビとシミが付きやすい。油ものが苦手。
  • 通気性と保湿性が良く、ご飯がふっくらしたまま食べられる。
  • 殺菌効果があり、菌の繁殖を防ぐ。
  • 木の香りが楽しめる。
  • お手入れが大変。

漆塗り

  • 漆でコーティングされている。
  • 白木よりも油に強く、カビとシミが付きにくい。
  • 木の持つ通気性はあるが、白木と比べると悪い。
  • 漆には殺菌作用があるので、おかずが傷みにくい。
  • お手入れが楽。

ウレタン塗装

  • 合成樹脂でコーティングされている。
  • カビとシミが付きにくく、油汚れにも強い。
  • 合成樹脂はプラスチックに分類されるため、プラスチック弁当箱のように使える。
  • 見た目は木製だが、通気性や殺菌力が弱い。
  • お手入れが簡単。

曲げわっぱの洗い方

わっぱ弁当箱は、コーティングの有無によりお手入れ方法が異なり、その手間も違います。

そこで、種類の違いによる洗い方を紹介します。

白木

  • お湯または水を注ぎ、汚れを浮かせたのち、軽くたわしで洗い落とす。
  • 研磨剤が入ったクレンザーを使い、タワシで表面を磨くように洗う。
  • 洗った後は十分にすすぐ。乾燥を良くするためにお湯を使うのも○。
  • すすいだあとは、乾いた柔らかい布で水分をよく拭き取る。
  • 風通しの良い場所で乾かす。

注意点

  • 重曹、漂白剤、中性洗剤は使わない(木目に洗剤が吸い込まれるため)。
  • お湯は50~60℃にする(熱すぎるとひび割れやゆがみが生じるため)。
  • お湯につけるのは10分が限度(ゆがみを防ぐため)。
  • 完全に乾くには一日以上かかる。一日置くか、二個を交互に使う。
  • 食洗機は使えない。

シミがついた場合

  • 油分によるシミの場合は、10分ほどお湯につけ、油分を浮かせてから洗う。
  • アルカリ性食品(卵焼きなど)による変色の場合は、酢:水=1:1の酢水に30分程度浸け、お湯で洗い流す。

黒ずみがついた場合

  • 酢:水=1:1の酢水に30分程度浸け、お湯で洗い流す。
  • それでも取れない場合、目の細かいサンドペーパーで気になる部分を削り落とす(こすりすぎると木地が薄くなるので注意)。

※曲げわっぱは、長年使用すると自然に黒ずみが付きます。これは木の成分とお米の澱粉が反応したもので、人体に害がなく、黒ずんでいても問題なく使えます。

カビがついた場合

たっぷりカビが付いてしまった場合は諦める(カビが木の繊維まで根を張っているため)。

軽い場合は、水で洗い流してから煮沸消毒をする。

漆・ウレタン

  1. お湯または水で洗い、乾いた柔らかい布で水分をよく拭き取る。
  2. 洗剤を使って洗うのも○。
  3. 風通しの良い場所で乾かす。

注意点

  • スポンジは使えるが、磨き粉やたわしで磨かない(塗りが剥げるため)。
  • 食洗機は使えない。

曲げわっぱを上手に使うコツ

曲げわっぱは、水分や油分を嫌うデリケートなお弁当箱です。

日頃から以下の事に気を付け、大切な弁当箱を長持ちさせましょう。

シミをつけない

  • 詰める直前に、内側を水で軽く濡らし、乾いた布で丁寧に水分を拭き取る(水の膜でシミを付きにくくする)。
  • キッチンペーパーで油や調味料を吸い取ってから詰める。
  • トマトケチャップやカレー粉などは色がつきやすいので、カップやシートを使って詰める。

カビさせない

  • 綺麗にして完全に乾燥させる。

※湿気が多い梅雨や夏は、洗わずに一晩放置しただけでカビが生える場合もあります。

長持ちさせるために

  • 電子レンジは使わない。
  • 食洗機は使わない。
  • 外出先では、ティッシュなどで軽く汚れを拭き取っておく。
  • 水に浸けっぱなしにしない。

曲げわっぱの選び方

種類の選び方

白木

  • ナチュラルな白木が好き。
  • 通気性・保湿性・殺菌効果重視。
  • 「木」本来の色や香りを楽しみたい。
  • お手入れの手間がかかっても使いたい人向け。

漆塗り

  • 通気性・殺菌効果は欲しいけど、お手入れが楽な方がいい。
  • 手軽に使いたい人向け。

ウレタン塗装

  • ナチュラルな白木が好き。
  • 通気性・殺菌性はあまり気にしない。
  • 木目の風合いを楽しみたい。
  • 面倒なお手入れをせずに手軽に使いたい人向け。

サイズの選び方

わっぱには大中小さまざまな大きさがあり、サイズの目安は以下のようになります。

  • 300ml ~ 子供用(お茶碗半分+おかず)
  • 500ml ~ 女性用(お茶碗軽く1杯+おかず)
  • 700ml ~ 男性用(お茶碗軽く1杯半+おかず)

形の選び方

曲げわっぱは、深さがある分大きめにできています。

おかずがかさばる時はご飯を浅く詰め、普通の時はふんわり詰めるといいですよ。

小判型

  • スタンダードな形。
  • ご飯が詰めやすい。

丸型

  • かわいい形。
  • ご飯が詰めやすい。

豆型

曲げわっぱ弁当箱 豆型 一段

  • はんごうに似た可愛い形。
  • 人と違った個性を出したい時に。

二段

  • 容量が多いので男性向き。
  • 大きめサイズをスリムに持ち運びたい時に。
  • ご飯とおかずを分けたい人にもおすすめ。

漆やウレタン塗装の臭いの取り方

シミを防止するために、漆やウレタンでコーティングされた曲げわっぱは、使い始めに塗料の臭いがすることがあります。

漆やウレタンは、食品衛生法をクリアしたものなので身体に害はありませんが、しばらく臭いが続くこともあります。

臭いを消してお弁当を美味しく食べるために、臭いを取る方法を紹介します。

  • 家庭用の中性洗剤で洗う。
  • 風通りのよい室内でフタを開けて陰干しをする。
  • 米のとぎ汁に少量の酢をまぜたものに1時間ほどつける。
  • うすめた食用酢を布巾にしみこませて拭く。
  • 米びつの中に数時間入れておく。

以上のことを繰り返すと、徐々に臭いが消えていきます。

最後に

曲げわっぱを選ぶポイントは

  • 手入れがしやすい。
  • 自分に合った大きさ。
  • 好みの形。
  • 値段

主にこの4つと言っていいでしょう。

この記事を参考に、お弁当作りと食べるのが楽しくなる、とびっきりの「my曲げわっぱ弁当箱」を探して下さいね。