「女性のカラダを整える300の方法」の他に、老若男女問わず読んでほしい本がもう1冊あります。
それが
「40歳からの女性のからだと気持ちの不安をなくす本」
です。
実は、ここ半年間で生理の状態が今までと少し変わってきたことを期に、もしかして更年期にさしかかったのかも?と思うようになりました。
昔、職場で一緒に働いていた女性のことを思い出しました。その時、今の私と同じ年頃だった女性は、更年期障害の症状が現われていまして、とても辛そうにしていたのを覚えています。
なので、更年期を迎える40代からを楽しく過ごすためにはどうしたらいいか。また、更年期障害を和らげるためにどんな方法があるのかを知りたいと思うようになりました。
そこで、読んでみたのがこの本でした。
本の目次
- 40代を過ぎてから、こんな症状が増えていませんか?
- 様々な不調の原因は「女性ホルモンの低下」
- あなたの月経、どんな状態?40代からの月経の変化を知る
- 40代からの女性ホルモン 医師も知らない?!女性ホルモンの影響
- 女性ホルモンが原因の不調の症状 さまざまなケーススタディ
- 40代からは忙しい! ライフイベントの重なり 不調を重くする背景
- 不調を快適に過ごす・乗り切るために 治療の実際
本の特徴
この本は、産婦人科医・臨床心理士「吉野一枝」さんによって書かれた本です。多くの患者さんの症例を元に、更年期障害の治療や心のケアの方法を詳しく紹介しています。
女性の立場に立って、解りやすく書いてあるのも特徴です。自分が不安に思っていたこと、知らなかったこと、やっておくといいことなどが、とても細かく書いてありました。
本の中身
まずは、チェックシートで自分の症状をチェックするところから始まります。
チェック項目は40問もあるのに、更年期障害の症状に当てはまらないものはたった3つ。そう考えると、女性の身体はとても複雑なんだと思いました。
章ごとに解りやすくまとめています。
更年期の症状や、更年期に入ったと判断する基準などが書かれています。
実際の患者さんのケースも紹介されています。
最後に
190ページほどの本でしたが、2時間ほどで読み終わりました。
更年期障害は、軽い人や重い人、症状が人によって違うことが解りました。また、月経という女性特有の生理現象があるために、更年期という期間は避けて通れないものというのも認識できました。
ただ、この時期の体調の悪さは、体験した人にしかわからないもの。更年期の知識が無ければ理解されにくいものということも解りました。
なので、40代の女性の体調不良が、夫婦関係、家族関係、友人関係、職場関係などの不調和音を引き起こす原因となる場合もあります。だからこそ、更年期にさしかかったと思ったら、「無理をしない」「周りに助けてもらう」ということが必要です。
更年期で調子が悪くなったらまず、婦人科で診察を受けるというのも納得いくものがありました。その理由は、この本を読めば一目瞭然です。
日本では、「月経や閉経が恥ずかしいもの」と多くの人が思っています。女性が生きて子孫を残すための生理現象が「恥ずかしい」と思う人間が恥ずかしいと思います。
40歳にさしかかるであろう全ての人にこの本を読んでもらい、まずは夫婦、そして親子で話をし、更年期をサポートしてもらい、40代以降をキラキラ輝いた時代にしたいものです。
また、40代の女性以外にも、学校の保健体育の授業の中でも読んでもらいたいです。もちろん、男女共にです。
私は、この本を読んで更年期のことを主人に話して知ってもらおうと思います。そして、いざという時には協力してもらい、これからも仲の良い夫婦で有り続けたいと思いました。
これから更年期を迎える全ての女性が生き生きと過ごせますように。