私は、星新一や阿刀田高の作品のような「ブラックユーモア」「ミステリー性」のある短編小説が大好きです。
仕事の合間(休憩中)や気分転換のために、kindle(キンドル)で読書をする機会が多く、最近では空き時間を利用して5分ほどで読み終わるショートショートにハマっています。
ちなみに私が青空文庫を利用している理由は、
- 無料で読める
- 昔の名作が読める
- PCだけでなくスマホやタブレットで読める
- 通勤や待ち時間の暇つぶしができる
からです。
青空文庫は短編から長編まで、膨大な数の本が用意されているので、好みの作品を探すのは大変です。
そこで、私が実際に読んで面白かった短編小説を、感想とともに紹介したいと思います。
がっつりホラーではなく、ちょっとゾゾっとする。なおかつオチが面白い本をメインに集めてみました。
更新情報
2019-02-21 田中貢太郎「地獄の使」
2019-02-18 田中貢太郎「藍微塵の衣服」
2019-02-18 田中貢太郎「車屋の子供」
田中貢太郎
藍微塵の衣服(あいみじんのきもの)
青空文庫「藍微塵の衣服」
優しくて律儀な奥さんをもらったために起こった恐怖。
でも、そんな誠実な人になりたいですね。
車屋の子供(くるまやのこども)
青空文庫「車屋の子供」
死んだ母親が子供をあやすために現れたことで、母親が死んだ理由が解り、なんともやりきれない気持ちになりました。
地獄の使(じごくのつかい)
青空文庫「地獄の使」
一人暮らしの老婆が騙される様子が、まるでオレオレ詐欺のようでした。
お金があると狙われるのも、現代と同じですね。
蘇生(そせい)
青空文庫「蘇生」
毎晩やってくる女性を、あの世まで行って助けに行くさまは、まさに宿縁(前世からの因縁)そのもの。
運命の人が本当にいるのだとしたら本望です。
長崎の電話(ながさきのでんわ)
青空文庫「長崎の電話」
弟が死ぬ間際、兄に起こった不思議な出来事は、ぞっとするというよりも、弟の執念を感じました。
もしかしたら、奇跡ってあるのかもしれません。
夢野久作
縊死体(いしたい)
青空文庫「縊死体」
私が死んだのは、自殺なのか他殺なのか?はたまた、女に呪い殺されたのか?
読み手の解釈次第で結末が変わるリドルストーリーです。
卵(たまご)
青空文庫「卵」
三太郎君の恋は、妄想が生み出したものだったのでしょうか?
もしも本当に卵が孵(かえ)ったとしたら、ぞっとしますね。
最後に
kindleにダウンロードすると、ネットに繋がっていなくても読めるので重宝しています。