台風15号停電からの避難の旅、3か所目の観光は笠間市内にある「笠間稲荷」です。
観光客は少なかったものの、はとバスの団体さんがいました。
笠間稲荷の大鳥居は稲田石(みかげ石)と聞いていたのですが、現在は笠間朱色(拝殿と同じ色)の鉄製です。
※2010年10月の小規模な地震による一部崩落で、翌年に起きた東日本大震災より前に撤去されたため、半年余りかけて2016年10月に完成しています。
笠間稲荷神社について
笠間稲荷神社は、日本三大稲荷(伏見稲荷大社、豊川稲荷、笠間稲荷神社)に数えられる神社です。
とはいえ、伏見稲荷大社と豊川稲荷は確定なのですが、3社目については地域によって異なります。
東北では竹駒神社、関東では笠間稲荷神社、中国では最上稲荷、九州では祐徳稲荷神社が挙げられることが多いです。
年間350万人以上、三が日の初詣だけでも80万人以上の参拝客でに賑わいます。
御本尊は宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)。
五穀豊穣、商売繁盛、殖産興業、開運招福などの御利益があります。
特に、誠実に仕事・商売をする人や、ものづくりに取り組む人に仕事運・金運を導いてくれるパワースポットとなっています。
笠間稲荷神社の歴史
創建は、651年(白雉2年)と伝えられています。
その後、長い年月を経て、1743年(寛保3年)には笠間城主井上正賢により社地社殿が拡張され、1747年(延享4年)に牧野貞通が城主になると祈願所と定められ、境内地・祭器具等が寄進されました。
それ以来、歴代藩主のあつい尊崇を受けました。
手水舎
楼門
おキツネさん
笠間稲荷は狛犬ではなく、おキツネさんが神の使いをしています。
熊野神社であれば八咫烏(やたがらす)、八幡神社であれば鳩ですが、稲荷神社で狐がお使いに選ばれたのは、稲荷大神が農業神であることと深く結びついているからです。
狐が人を化かすなんてとんでもない話ですね。
拝殿
ハートを探せ
笠間稲荷は縁結びの神様と言うこともあり、いたるところにハートが隠れています。
ぜひ探してみて下さいね。
仲見世
いたるところにおキツネさまだらけです。
参道の両脇は仲見世商店街となっていますが、この日はお休みしている店が多かったです。
門前通り商店街
平日のためか、人はまばら。
おじさんがのぞき込んでいるお団子が美味しそうだったなぁ。
神社正面にある笹目宗兵衛商店(ささめそうべえしょうてん)。
伝来の醸造を守り、代々笠間稲荷に供える御神酒を作っている蔵です。
アルコール0%だったので、甘酒ソフトクリームをいただいてきました。
最初はほんのり甘酒の味がしますが、甘酒感と甘さは控えめ。コーンがとても甘く感じました。
中身がぎっしり詰まっていて、なめらかな食感で食べやすいですが、もっと甘酒のコクがあると良かったです。
笠間稲荷神社へのアクセス
- 住所:茨城県笠間市笠間1番地
- 電話:0296-73-0001
- 駐車場:有
- 入場料:無料
公式ホームページはこちら
最後に
仕事運と金運がアップするように、「縁守(えにしまもり)」をいただいてきました。
ファスナーに付けるような小さなものですが、大切にしたいと思います。
ちなみに神社の紋章(神紋)は、稲荷の名前と同じ稲穂になっています。