義父がサーモンの握りを見て、「川魚も寿司になるようになったんだな」と言ったので、「鮭って海の魚じゃなかったっけ?」と思った私。
そういえば鮭って、川にも海にも生息しているよね~。本当の所は一体どっちなんだろう?
鮭は進化をした利口な魚
鮭は昔、川に住んでいました。氷河期時代になると河川が全て凍り付き、生きていくために川を下って海で生活するようになりました。産卵だけは海でできないので、卵を産むために川に戻るというスタイルになった訳です。
鮭は水が綺麗な川で卵を産み、自分で穴を掘って産卵します。産卵した後は砂をかけて外敵から卵を守り、自分の身を栄養にして子供を育てます。
鮭は世代や環境に合わせて生きていく知恵を持っている、とても頭がいい魚と言えます。
鮭は淡水魚か海水魚か?
鮭は真水でも海水でも生活することができる魚です。昔は川か海のどちらかで生活していたんですよ。
だから、淡水魚か海水魚のどちらになるの?という話になる訳です。
近年の学説によると、鮭は「淡水魚」です。
鮭が淡水魚である理由
鮭が淡水魚である理由は、卵の数と重さです。
もしも海で産卵をするならば、鮭の卵は海中で浮きも沈みもせずにプカプカと浮遊してしまうそうです。約3千個しかない鮭の卵は、他の魚にすぐに食べられてしまいます。海に産卵するとなると、フグやタラのように、何十万、何百万の卵を産まなければ子孫を残せないそうです。
そういった理由から、鮭は淡水魚・川魚に分類されるんですね。