座椅子が原因で背中の痛みに拍車がかかった私。そもそも痛いのは、猫背による背中の筋肉が原因です。
猫背を矯正するために、猫背の原因とベルトやコルセットの効果について調べてみました。
猫背の原因は生活習慣による筋力の低下にある
猫背の原因の殆どは、日頃の姿勢にあります。生活習慣により姿勢が悪くなると、首・肩・背中・腰の筋肉が緊張して固くなり、凝りの原因になります。酷くなると頭痛や吐き気などを引き起こし、日常生活に支障をきたす場合もあります。
デスクワークでの姿勢
パソコンなどの事務仕事では、集中するあまりに姿勢が前のめりになりがちです。ずっとこの状態が続くと姿勢を作る筋肉が猫背のまま固まります。
また、足を組むのも良くありません。足を組むと骨盤がねじれ、背骨もつられてねじれます。足を組みかえただけでは筋肉は固まったまま。背骨の歪みに繋がります。
座る時の姿勢
左:浅く腰掛けた座り方 右:深く腰掛けた座り方
椅子や座椅子に座った時、浅く腰掛け背もたれにもたれて座るのも良くありません。腰が浮いてしまうと背中や腰に余計な力がかかるため、背中が丸い状態で筋肉が固まってしまいます。
本当は、正座が一番姿勢が良くなるんですけどね。
体力を使う作業姿勢やスポーツでの姿勢
自転車・バイク・車などの長時間の運転や、重い荷物を背負ったり、重いヘルメットをかぶったり、スポーツ時の前かがみ姿勢でも猫背を引き起こすこともあります。
スマホやゲームに熱中する時の姿勢
スマホを覗きこんだり、ゲーム画面を凝視する姿勢は目線が下になり、猫背になりやすいです。しかも、寝ころびながら見るなんてもってのほかですよ。
猫背が及ぼす健康被害
- 肩こり・腰痛・背中の痛みを引き起こす
- 頭痛や吐き気を引き起こす
- 血行が悪くなり、太りやすく痩せやすい身体になる
- ぽっこりお腹になる
- 内臓が正常に機能しなくなり、成人病(生活習慣病)を引き起こす
- 胃腸の動きが弱まり、便秘を引き起こす
- 骨盤がゆがみ、女性器(膣、子宮、卵管、卵巣)の機能が低下し、生理不順、生理痛、更年期障害が重くなる
猫背矯正にベルトやコルセットは必要ない理由
ベルトやコルセットをし続けている間は姿勢が良くなりますが、猫背矯正ベルトを使い続けると背中やお腹の筋肉が落ちていきます。筋肉が働かないので、はずしてしまうと正しい姿勢をキープすることが難しくなります。
なので、きちんと猫背を矯正する場合は、むしろベルトを使わない方がベスト。使う意味がありません。
ただし、腰が痛くて我慢ができないほどであれば、一時的に使った方がいいです。
猫背改善には姿勢を作る筋肉を鍛える
日頃からストレッチや運動を行うことで、猫背改善に繋がります。常に姿勢を伸ばす意識をするだけでも、かなり効果があります。
私が猫背改善のために行っている簡単な方法
毎朝ラジオ体操を行う
ラジオ体操は、youtubeを見ながら第一・第二を続けて行います。上半身のストレッチが多いので、真剣に行うと背中がスッキリします。
ストレッチを行う
1日に数回、ストレッチを行っています。椅子に座っている時間が長いので、背中や肩の筋肉をほぐしてやります。真剣に行うと、一番症状が重い部分が解るので、そこを重点的にやります。
ストレッチの最中は痛いですが、終わると身体が楽になります。簡単なストレッチでも想像以上に効果があります。
常に姿勢を伸ばすことを意識する
椅子に座っているとき、料理をしているとき、歩いているときなど、常日頃姿勢をまっすぐにするように心がけています。
外出時はいつもより多めに歩く
普段は仕事で身体を動かす機会がありませんが、休日などで買い物や用事で出かけた時は、いつもより歩くようにしています。
長時間同じ姿勢にならない
仕事中はずっと座りっぱなしが多かったのですが、途中でこまめに立ち上がったり、ストレッチをするようにしました。
姿勢矯正を補助するクッションを使う
最近まで、背中の痛みと頭痛に悩まされていましたが、通販で正しい姿勢をキープしてくれるクッションを購入しました。
慣れるまで、自分の力だけで背筋をまっすぐキープするのははっきり言って不可能。だって、背中が痛くて辛いんだもの。背中が痛いと背中を丸くしている方が楽なので、さらに猫背に拍車をかけます。だからクッションを使ったんです。
最初の頃は背中の痛みが続いていましたが、使い続けていると痛みが無くなりました。使い始めて1週間ほどで、クッションが無くても正しい姿勢がキープできる時間が長くなりました。
クッションを使うことで無意識のうちに背筋が伸び、知らず知らずのうちに筋力が少しずつついたのかと思います。
仕事中にずっと使えたのも効果があった理由のひとつです。
最後に
クッションと軽いストレッチのおかげで背中がとても楽にないりました。
猫背矯正は、ベルトやコルセットが無くてもできるので、まずは自分の力で正しい姿勢をキープするところから始めてみて下さいね。