東国三社のひとつ「香取神宮」へ足を運んできました。
ちなみに東国三社というのは、「香取神宮(千葉県香取市)」、「鹿島神宮(茨城県鹿嶋市)」「息栖(いきす)神社(茨城県神栖市)」の総称です。
この三社の位置を直線で結ぶとほぼ直角三角形になり、富士山を意識して建てられています。
香取神宮「御由緒」と「御利益」
御祭神
経津主大神(ふつぬしのおおかみ) ※別名:御名伊波比主命(いはひぬしのみこと)
御利益
勝運、仕事運、道開き、厄払い、縁結び
豆知識
平安時代には、伊勢、香取、鹿島だけが「神宮」と称され、格式が高い歴史の古い神社です。
関東の東を護る香取神宮は、地域全体の守護神。仕事・人生に総合的な開運力をもたらす強い力があり、全国各地から多くの参拝者が訪れます。
香取の経津主大神は、鹿島の武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)と双璧をなす戦の神。そのため、香取と鹿島は対になる神社としても知られています。
「歓迎 香取神宮」の大きな看板が見えると駐車場です。
参道入り口と参道。
さらに進むと、正面に第二の鳥居が現れます。
じゃあ、第一の鳥居はどこに?
第一の鳥居は、神宮からおよそ3km離れた利根川沿いにあります。
経津主大神が海路を経て、ここから上陸されたと言い伝えられ、いにしえの表参道口として大鳥居があります。
※駐車場・トイレはありません。
ゆるい曲線の道を進みます。参道には紅葉が植えてあり、11下旬~12月上旬が見ごろです。
香取神宮と書かれた鳥居をくぐり
やっと総門です。
手水舎で身を清め
楼門をくぐります。楼上の額に書かれた「香取神宮」の文字は、東郷平八郎の筆によるものです。
そしてやっと拝殿へ。
みなさん何をお願いしたのでしょうか?運が向上するといいですね。
授与所前の御神木。
香取神宮・鹿島神宮と対になっている要石。
その昔、この地方は地震が多い地域でした。その元凶である、地中に住みついて荒れ騒ぐ大ナマズを抑えるため、香取・鹿島の大神達は、地中深くに二柱の石棒を差し込み、大ナマズの頭尾を刺し通したと言われています。
香取は凸型、鹿島は凹型で、一部は地上に現れていますが、深さは幾十尺とも伝えられています。1684年(貞享元年)に水戸光圀公がこれを掘らせたところ、根元を見ることが出来なかったと言われています。
ちなみに、要石までの坂道はそれほどではありませんが、最後に急な階段があります。段数は少ないですが、足が悪い方だと上るのが大変だと思います。
11月上旬は、手水舎の1本だけが綺麗に色づいていました。ピーク時の紅葉が期待できます。
駐車場について
香取神宮には駐車場が3ヶ所(第1~第3)あります。
メインは、香取神宮入口の第1駐車場に停めることになりますが、初詣等で混雑する場合には空き待ちで渋滞します。
その場合は、迷わず第3駐車場へ向かいましょう。
AからBまでは車で移動、BからCまでは徒歩。
香取駐在所付近から左折します。駐車場入り口の看板は小さいので注意が必要です。また、その先は一方通行の細い道になっていますので、スピードを落とし、徐行して下さい。
駐車場から本殿までの距離は、第1駐車場から歩くよりも近いです。しかし、急勾配なので足の悪い方にはあまりオススメできません。
補足
1月9日(平日)に初詣へ行ったのですが、混雑で第1駐車場に駐車することができませんでした。他で時間を潰してまた来ようと思っていのですが、助手席に乗っていた私が運よく第3駐車場の案内看板を見つけたので(見落とす可能性大)、予定通りに参拝することができました。
県道から看板に従って左折すると、道が細いうえに駐車場が見えません。不安で引き返そうと思ったのですが、この道は一方通行。駐車している車の屋根がかすかに見えたので、道なりに進んでいきました。
到着すると、綺麗に舗装されていて、割と広い駐車場だったので安心しました。
最後に
香取神宮を参拝したからでしょうか?以前と比べると力が湧いてきた気がします。
千葉県内に住んでいる人は、日頃の感謝をこめて1年に1度は参拝するべき場所です。