千葉県成田市の成田山新勝寺を訪ねてきました。
紅葉シーズンということで、平日にもかかわらずいつもよりたくさんの人で賑わっていましたよ。
境内の風景
成田山入口の「総門」。
総門をくぐると仁王門が見えてきます。
右手にある手水舎で身を清めたら先へ進みます。
仁王門の前に立つ左右の狛犬。参拝者の正面を向いて本堂を守っています。角がある狛犬と、角が無い獅子が対になっています。
左側の「密迹金剛(みっしゃくこんごう)」。
ちなみに右側には「那羅延金剛(ならえんこんごう)」が安置されています。
仁王様として親しまれている金剛力士は仏教の守護神で、那羅延金剛(阿形)と密迹金剛(吽形)の対となっています。
那羅延金剛は口を開いていて、密迹金剛は口を閉じているので、阿吽(あうん)の呼吸を表しているのではないでしょうか。
こちらが「仁王門」。
大きな提灯には「魚がし」と書かれ、裏には金色の竜がいます。知らない人も多いかと思いますので、しゃがんでご覧ください。
この提灯は、魚河岸講(講=同一の信仰を持つ人たちが集団で御参りする団体のこと)の奉納物で重さが800キロもあり、国指定重要文化財となっています。
身体の悪い所を良くするために、常香炉の煙を浴びました。頭のてっぺんからつま先まで全部浴びたい気持ちです。
【大本堂】御利益:全てのご利益
神社とは違ったたたずまい。中に入るとガラス一枚隔ててご本尊を見ることができます。
本堂右側の三重塔、一切経堂、鐘楼。
【釈迦堂】御利益:開運厄除
仏教を開いた釈迦如来や、普賢、文殊、弥勒、千手観音の四菩薩が奉安されています。
【額堂(がくどう)】
御信徒から奉納された額や絵馬などをかける建物です。
【開山堂】
當山の開山上人寛朝大僧正のお姿が安置されています。
【光明堂】御利益:恋愛成就
釈迦堂の前の本堂で、大日如来、愛染明王、不動明王が奉安されています。
【平和大塔】
真言密教の教えを象徴する塔です。総高は58m。
敷地内がかなり広いので、じっくり見学したい方は下調べをしてから参拝して下さいね。
最後に
成田山新勝寺は、「カップルや夫婦で一緒に門をくぐると別れる」というジンクスがあります(恋愛成就の御利益もあるのにねぇ)。
気になる方は、男女別々で中に入りましょう。