サブドメインを使って、新規サイトを立ち上げることにしました。
メインドメインはhttp://から始まるドメインなのですが、新規サイトはSEO対策の事を考えて、https://から始まるドメインで常時SSL化させることにしました。
でも、サブドメインだけをSSL化できるの?メインドメインも常時SSLに変わっちゃわない?
サブサイト常時SSL化での2つの疑問と不安
- サブドメインをSSL化すると、メインドメインもSSL化されてしまうのでは?
- メインドメインをSSL化しないと、サブドメインがSSL化されないのでは?
という疑問が湧きました。
なぜなら、既存サイトをSSL化してしまうと、Googleなどの検索エンジンが別サイトとして認識してしまいます。そうなると、検索順位が落ちるだけでなく、SSL化したサイトの全ページを再インデックスさせなければなりません。
既存サイトをうっかりSSL化しようものなら、かなりのマイナスです。
サブドメインのみでも常時SSL化できる
エックスサーバーのSSL設定は、メイン、サブにかかわらず、1つのドメインに対してSSL化の設定を行います。
したがって、サブドメインをSSL化しても、既存のドメインがSSL化されることはありません。
常時SSL化のための設定は3つ
- サーバーでの「SSL設定」
- サーバーでの「.htaccess」ファイル設定
- WordPressでの「アドレス」設定
この3つの設定を全て行って、常時SSL化が可能になります。
エックスサーバーでサブドメインをSSL化する方法
サーバーパネルのSSL設定で行います。
ドメインを選択する
SSL設定をクリックすると、ドメイン選択画面が表示されますので、「選択する」をクリックします。
【例】https://sub.maemukiblog.comの場合、「maemukiblog.com」を選択します。
サブドメインを選択する
SSL設定が表示されたら、「独自SSL設定の追加」をクリックします。
一覧から設定するドメインを選択したら、「独自SSL設定を追加する(確定)」をクリックします。この時、CSR情報のチェックは外します。
これで設定が終了ですが、これではまだ完全ではありません。
.htaccessファイルを修正する
独自SSLを設定しただけでは、自動的に「https://~」のURLへ転送されません。
Webサイトにおけるすべての表示を常時SSL化する場合は、.htaccessファイルを修正する必要があります。
.htaccessファイルの修正は、サーバーパネルのファイルマネージャーで行います。
.htaccessファイルの場所
【例】https://sub.maemukiblog.comの場合、ファイルの場所は
/maemukiblog/public_html/sub/.htaccess
になります。
サイトのバックアップを行う
.htaccessファイルの修正は、サーバーのファイルを直接操作するので、失敗するとサイト自体が壊れてしまいます。
万が一のために、サイトのバックアップを必ず行って下さい。
メインドメインのフォルダを開く
ファイルマネージャーにログインすると、メインドメインのフォルダが一覧で表示されます。
「メインドメインフォルダ」をクリックします。
【例】https://sub.maemukiblog.comの場合、「maemukiblog.com」を選択します。
public_htmlフォルダを開く
一覧に表示された「public_html」をクリックします。
サブドメインフォルダを開く
一覧に表示された「サブドメインフォルダ」をクリックします。
※ここで表示されている.htaccessファイルは絶対に開かないこと。メインドメインが変更されてしまいます。
【例】https://sub.maemukiblog.comの場合、「sub」を選択します。
.htaccessファイルを開く
.htaccessにチェックを入れ
編集をクリックします。
.htaccessファイルを修正する
と表示されるので、以下のソースを追加します。
1 2 3 |
RewriteEngine On RewriteCond %{HTTPS} !on RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L] |
こんな風に修正したら
「保存する」をクリックして修正終了です。
WordPressの一般設定を変更する
「設定」⇒「一般」から、WordPressアドレスとサイトアドレスを、https://****に変更します。
最後に
常時SSLを設定する場合、.htaccess設定とワードプレス設定も行わないと、必ず404エラーが出ます。
3つの設定は、必ず全て行いましょう。