小学校に入学する時に必ず必要なランドセル。
私が子供の時は、祖母がお祝いに買ってくれました。でも、大人になってから知ったのは、値段がとても高いということ。
値段は安くても4万円。売れ筋は5~6万円。高いものは何と12万円もするそうです。しかも、こだわりの高額ランドセルもあるというから驚きです。
6万円のランドセルだと1年当たり1万円。よほど乱暴に扱わない限り、1万円のカバンなら2年は使えます。そう考えると、ランドセルは高い!!
まあ、小学生が多少乱暴に使っても壊れないランドセルは品質もいいのですが・・・。
バブルがはじけて経済が低迷状態な現在、ランドセルが6万円というのは時代に合っていない。ランドセルを買う側にしてみれば、とても大変なことです。
とはいっても、ピカピカの小学生にはお下がりではなく、新しいランドセルを買ってあげたいのが親心ですよね。
そこで注目されているのが、京都の小学生が使っている「ランリック」と小樽の小学生が使っている「ナップランド」です。
ランリックとは
京都府日向市の学生用品販売会社マルヤスが製造している小学生向けの通学鞄です。ランリュックとも呼ばれることがあります。
日本全国で使用されているランドセルは児童にとっても重く、高価であるランドセルは家計の大きな負担となるため、ランドセルが買えない生徒に対するいじめなどが発生していました。
そこで、軽くて安いランドセル「ランリック」を考案したんですね。
このランリックは通学だけではなく、遠足や社会見学の時にも使える優れものです。
ランリックの特徴
ナイロン製で重さが670 ~760gと軽く、交通安全を意識したデザインです。配色は交通標識を意識した黄色と黒色が基本ですが、赤色や紺色も販売されています。
開口部が大きく、A4サイズの教科書やフラットファイルやノートなどの出し入れが簡単です。ひもで開口部を閉じるので、中の物が飛び出しにくいというのも特徴です。
ベルトの長さが調節できるので、成長しても身体に合わせて使うことが出来ます。
ランリックを使っている地域
- 京都府宇治市・亀岡市・城陽市のほぼ全域
- 京都府京都市・滋賀県大津市・大阪府堺市の一部
- ※近畿地方以外でも採用している小学校もあります。
ランリックの価格
7,200~11,500円(税込)。サイズによって価格が異なります。
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ナップランドとは
北海道小樽市のバッグのムラタオリジナルのバッグです。
小樽市内の小学校の先生が、「小樽は坂が多く、そして雪も多い。子供たちに、もっと軽いランドセルはないだろうか」と相談を持ち掛けたのが作れられたきっかけだそうです。
この名前は、軽いナップサックとランドセルを合わせた造語です。
ナップランドの特徴
ナイロン製で重さは約660g。A4のファイルがすっぽり入るサイズです。背中に芯が入っているのでフニャフニャではありません。製造当初は赤色と紺色の2色だけでしたが、現在では単色からコンビと10種類のカラフルなナップランドが揃っています。見た目もおしゃれです。
開口部分が大きくファスナーが付いているので、中の物が飛び出ません。反射材を付けて安全にも気を配っています。フタの留め具も手袋をしたまま開け閉めすることができます。
ナップランドを使っている地域
北海道小樽市
※webを見て全国各地からの購入者も多いそうです。
ナップランドの価格
6,500円(税抜)。
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最後に
ランドセルはとても高価なカバンです。
子どもの成長には時間とお金がかかるもの。少しでも両親の負担を減らして、子供には新品の使いやすいバッグを持たせてあげたいものですね。
経済格差があるこの社会で、多くのお子さんが学ぶための経済負担が少しでも軽くなりますように。