秋の行楽シーズン真っ只中、北上する道中で大洗磯前神社(おおあらいいそさきじんじゃ)に立ち寄りました。
平日の夕方とあって人が少なく、ゆったりと散策することができました。
大洗磯前神社について
大洗磯前神社は、那珂川対岸のひたちなか市にある酒列磯前神社(さかつらいそさきじんじゃ)と深い関係にあると言われ、と二社で一つの対の宮となっています。
大洗磯前神社の歴史
「日本文徳天皇実録」によると、文徳天皇の斉衡3年(856年)12月29日に常陸国鹿島郡大洗磯前に、御祭神である大己貴命(おおなむちのみこと)と少彦名命(すくなひこなのみこと)が御降臨になりました。
その時、塩焼き(塩を精製する者)の一人に神が乗り移り、「われは大奈母知(おおなもち)・少比古奈命(すくなひこなのみこと)である。昔、この国を造り終えて、東の海に去ったが、今人々を救うために再び帰ってきた」と告げられたので、大洗町に「大洗磯前神社」、ひたちなか市に「酒列磯前神社」が創建されました。
大洗磯前神社の「御由緒」と「御利益」
御祭神
大己貴命(おおなむちのみこと)、少彦名命(すくなひこなのみこと)
※大己貴命は、大国主命(おおくにぬしのみこと)の別名
御利益
大己貴命(おおなむちのみこと)
縁結び、子授かり、夫婦和合、病気平癒、商売繁盛、五穀豊穣、産業開発、交通・航海の守護、養蚕守護
少彦名命(すくなひこなのみこと)
医薬、病気平癒、酒造繁栄、五穀豊穣、国土平安、諸産業興産、航海守護、漁業守護、縁結び
※大洗磯前神社では、あらゆるジャンルの願い事を祈祷してくれることから、オールマイティーなご利益が期待されます。
大洗磯前神社の境内の様子
神磯(かみいそ)の鳥居。
神様が降臨された地に建てられた鳥居です。
二の鳥居。
海に向かって建てられた鳥居。この階段を上ると社殿が現れます。
ちなみに一の鳥居は県道をまたいで建てられています。
随神門。
左手前に祀られている二体の福の神さま(大黒様・恵比寿様)の頭を撫でて、大福をいただいてきました。
ちなみに大黒様は大国主命、恵比寿様は少彦名命です。
拝殿。
拝観時間終了間近だったのか、巫女さんがお賽銭を回収していました。
なんだか見てはいけないものを見てしまったような気がしました。
拝殿右前のぶじかえる。
帰りの安全を見守ってくれています。
大洗磯前神社へのアクセス
- 住所:茨城県東茨城郡大洗町磯浜町6890
- 電話:029-267-2637
- 駐車場:有
- 入場料:無料
公式ホームページはこちら
最後に
大洗磯前神社は、ひたちなか市にある酒列磯前神社と対になっている神社とは知りませんでした。
今回は先を急いでいた中での参拝だったので、次回は両方の神社をゆっくりと訪れたいと思います。