福島

【福島の観光】白虎隊ゆかりの城「鶴ヶ城」で会津の歴史に触れてきました

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福島県で外せない観光名所といえば、やはり会津若松の鶴ヶ城ですね。

地元以外では会津若松城、文献では黒川城や会津城と呼ばれ、国の史跡としては若松城跡となっています。

天守は1965年(昭和40年)に再建されたものの、現存する堀や石垣、敷地の広さから、難攻不落の名城とうたわれたのは当然の気がします。

梯郭式平山城である鶴ヶ城は松本城に似た雰囲気があり、戊辰戦争で傷つかず、補修しつつ現存していれば、松本城と並ぶ名城として国宝に指定されたのではないでしょうか。

※鶴ヶ城は国の史跡ではありますが、国宝ではありません。

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鶴ヶ城内の様子

天守閣に入るとまず目にするのが天守台内部の穴蔵です。

冷涼な環境を活かして塩などの貯蔵庫として利用されていたため、「塩蔵」と呼ばれていました。

博物館となっている階(一層~四層)は撮影禁止の為、写真は一気に天守閣(五層)へ移動します。

曇り空ではあるものの、四方山に囲まれた広い盆地が見渡せます。

長い通路は南走長屋で、先端の櫓(やぐら)は干飯櫓となっています。

上から見ると、会津は想像以上に広いですね。

この眺めを見てしまうと、千葉県内のお城自体が恥ずかしくなります。

たとえお城が小さくても立派な歴史と価値があるはずなのに、史跡を残すよりもゴルフ場開発って、欲に目が眩みすぎでしょ。

天守閣から降りると、1階のお土産ショップにたどり着くのですが、その奥が南走長屋と干飯櫓となっています。

ここは鶴ヶ城内で一番大きな食糧庫で、当時の様子を再現しています。

茶室麟閣

麟閣(りんかく)は、千利休の子・少庵が建てた茶室です。

千利休が豊臣秀吉の怒りに触れて切腹した後、少庵は利休の茶道が途絶えるのを惜しんだ蒲生氏郷によって会津にかくまわれていました。

かくまわれている間、氏郷のために造ったのが麟閣です。

※氏郷は会津の三代目大名で、利休七哲(りきゅうしちてつ = 千利休の高弟7人)の筆頭とされています。

こちらは寄付(よりつき)と呼ばれる建物です。

茶会に招かれた客が待ち合わせる場所で、ここで身支度を整えて路地入りの案内を待ちます。

通路を通って麟閣へ。

会津は紅葉がピーク。なかなか趣がありますね。

この日は少庵の月命日である7日だったので、茶室でお点前が行われていました。

野点の席から、天守閣が見えるようになっています。

その他

武者走り。

この石垣は、大手門の渡り櫓(やぐら)などへ簡単に「昇り」「降り」ができるように造られたものです。

V字型の石垣は鶴ヶ城の石垣の特色のひとつで、地表面での面積が少なくなるように考えて設計されています。

鶴ヶ城稲荷神社。

鶴ヶ城へのアクセス

  • 住所:福島県会津若松市追手町1-1
  • 電話:0242-27-4005
  • 駐車場:西出丸駐車場、東口駐車場、南口駐車場(全て有料)
  • 開城時間:8:30~17:00(入城締め切りは16:30)
  • 入場料:無料(天守閣と茶室の見学は有料)

※東口駐車場を利用しましたが、2時間以内だと300円でした。

最後に

城は再建されたものですが、現存している石垣や堀を見るだけでも歴史的価値が十二分にありました。

大河ドラマ「八重の桜」で会津を身近に感じていた分、訪れることができてとても良かったです